「100万ドルの夜景で有名な北海道函館市から、世界へ船を送り出す」──それが函館どつく株式会社です。
2026年4月時点で名村造船所グループの一角を担う中堅造船会社として、新造船・修繕船・橋梁・陸機の4事業を展開する、北海道唯一の総合造船会社です。
本記事では、2026年4月時点の最新情報をもとに、函館どつくの歴史・事業内容・名村造船所グループとしての位置づけ・最近の業績トピックスを完全解説します。北海道で造船キャリアを考えている方にも役立つ1本です。
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函館どつくの歴史と概要
函館どつくの創業は1896年(明治29年)と非常に古く、日本の造船史と歩みを共にしてきた老舗中の老舗です。北海道函館市という、津軽海峡を望む港湾都市に立地し、北海道唯一の本格的な総合造船所として地域経済を支える存在でもあります。
近年は、ハンディサイズバルカー(撤積船)を主力商品に、新造船と修繕船を併行する事業ポートフォリオで安定経営を実現。さらに橋梁・陸機などの非船舶事業も展開し、市況変動への耐性を高めています。
名村造船所グループとしての位置づけ
函館どつくは、大阪本社の株式会社名村造船所(5014)の子会社。名村造船所グループは、新造船メインの名村造船所本体+修繕船メインの佐世保重工業+北海道拠点の函館どつくの3社を中核に、大型バルカー+ハンディバルカー+修繕船+橋梁という総合体制を作っています。
2025年3月期は名村造船所本体が売上1,592億円・経常+47.5%の好決算。グループ全体としては受注残3,940億円という過去最高水準で、函館どつくも「グループの一翼として安定的に建造工事を回せる環境」に置かれています。
事業の特徴──新造船・修繕・橋梁の3本柱
- ✅ 新造船事業 232億9,800万円──ハンディサイズバルカーが主力
- ✅ 修繕船事業 117億4,900万円──海自艦艇・海保巡視船・民間船
- ✅ 橋梁・陸機部門他 5億7,800万円──非船舶領域
- ✅ 合計 356億2,600万円(2024年度)
新造船は「ハンディサイズバルカー」に集中することで、設計・調達・建造の効率を最大化。為替の円安と船価改善、資機材の共同調達の効果で2024年度は新造船事業が増収となりました。
修繕船事業も海上自衛隊艦艇・海上保安庁巡視船・民間各種船舶を幅広く取り扱う、北海道地域で代替不可能なポジションを確立しています。
最新トピックス──2025年3月期実績/巡視船「えちご」修復完工
- 2025年3月期 売上 356億円(新造船232億/修繕117億/その他5.7億)
- 巡視船「えちご」の技術難度が高い大規模修復工事を完工
- 2026年3月期:全社挙げての製造原価削減で安定収益体制へ
2024年度(2025年3月期)の特筆事項は、海上保安庁の巡視船「えちご」の大規模修復工事を完工したこと。技術的難度の高い案件を確実に納めたことで、「公共船舶の修繕拠点」としての評価をさらに高めました。
2026年3月期は、全社を挙げた製造原価削減活動で安定収益体制の構築を推進する方針を明示しており、グループ内での着実な貢献が期待される局面です。
就活・取引先視点でのポイント
- 🟠 北海道で造船キャリアを積みたい人(北海道唯一の総合造船所)
- 🟠 新造船・修繕・橋梁の幅広い業務を経験したい人
- 🟠 海自艦艇・海保巡視船など公共船舶に関わりたい人
- 🟠 名村造船所グループの安定基盤の中で働きたい人
取引先・サプライヤー視点では、「修繕船関連設備/橋梁関連/公共船舶向け特殊機器」など、北海道地域での独自の供給ニーズが魅力。名村グループ全体での共同調達も進んでいるため、グループ単位での営業展開も視野に入る局面です。
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出典・関連記事
- 函館どつく株式会社 公式サイト
- 株式会社名村造船所「2025年3月期 決算説明資料」
- マイナビ/NIKKEI COMPASS 函館どつく企業情報
- 関連記事:【株式投資】株式会社名村造船所の銘柄まとめ(親会社)
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