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尾道造船株式会社にスポットを当ててみた|水素燃料船の建造・米新興と無人揚陸艇で協業【2026年9月最新版】

会社紹介
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現代の造船会社はただ単に船を造るだけではありません。
時代が求める新燃料船への対応、技術革新、そして地球の未来を見据えた挑戦が求められます!
そんな造船業界の最前線を走り続ける企業が尾道造船株式会社です。
今回は2026年9月時点の最新情報をもとに、ONOZOブランドの魅力と輝かしい未来を思いっきり語ってみます!
【2026年9月27日更新】水素燃料エンジン初号機のお披露目(9月7日)と、米防衛スタートアップ「ブルワーク・ダイナミクス」との協業(9月10日発表)を追加しました。

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〜会社情報〜

  • 会社名:尾道造船株式会社
  • ふりがな:おのみちぞうせんかぶしきかいしゃ
  • 代表者:中部 隆(なかべ たかし)代表取締役社長
  • 創立:1943年4月1日(2023年に創業80周年を迎えました!)
  • 資本金:1億円
  • 売上高:527億8,900万円(2024年度実績)
  • 従業員数:410名(2025年10月1日現在)
  • URL:尾道造船株式会社
  • 本社:兵庫県神戸市中央区江戸町104

主要拠点

  • 尾道造船所(広島県尾道市山波町)※主力工場
  • 向島工場(広島県尾道市向東町)
  • 松永工場(広島県福山市南松永町)
  • 東京支店(東京都千代田区)

関係会社

  • アサカ興産株式会社(兵庫)
  • あさひエンジニアリング株式会社(広島)
  • ジャパン・スチールス株式会社(広島)
  • コスモシップサービス株式会社(兵庫)
  • コロンボドックヤード株式会社(スリランカ)
  • 佐伯重工業株式会社(大分)
  • はこぶね株式会社(東京)

〜会社の特長〜

ONOZOブランドが誇る「船の総合力」

尾道市でその名を知らぬ者はいない尾道造船。
地域に愛され、地域を支え続けてきた80年超の歴史がONOZOブランドへの絶大な信頼を生んでいます。

得意とするタンカー・バルカーをはじめ、RORO船・フェリー・家畜運搬船など、多種多様な船種を手がけるフルラインナップ体制が強みです。
さらに新造船と修繕船を同一敷地内でこなせる体制は、船主にとって「ONOZOに任せれば大丈夫」という安心感そのものです。

生産能力は新造船年間50万DWT・修繕船年間400万DWTと、国内中堅クラスとして堂々たる規模の造船所です。

ガラス張りの新社屋と働きやすい職場環境

2018年に完成した新社屋は、全面ガラス張りの超近代的デザインが話題を呼びました。
開放的な執務スペース・カフェテリア併設・建物横にはコンビニも——この最高の職場環境が、優秀な人材の確保にも一役買っています。
2025年10月時点での従業員数は410名。事務技術職164名・技能職246名が、それぞれの専門性を活かして活躍しています。
屋上の会議室には何度か入れていただきましたが、造船所が一望できる素晴らしい眺めでした♪

〜直近のビッグニュースを一気にご紹介!〜

🌟 世界初!大型商船向け水素燃料エンジンの陸上運転——尾道造船は実証船の建造を担当(2026年3月)

これは本当に大事件です。
2026年3月27日、世界初となる大型商船向け水素燃料エンジンの水素燃料陸上運転の開始が発表されました。

このプロジェクトは、ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)が開発した低速2ストローク水素燃料エンジン「6UEC35LSGH」を、商船三井・商船三井ドライバルク・日本海事協会(ClassNK)などが参画するコンソーシアムで実用化を目指すもの(NEDOグリーンイノベーション基金事業)。水素燃料のエンジンや燃料供給装置の開発では、J-ENG・川崎重工業・ヤンマーパワーソリューションの3社が共同出資会社「HyEng」を立ち上げています。陸上運転では100%負荷で水素混焼率95%超を達成しました。

そして尾道造船は、このエンジンを搭載する実証船「1万7,500トン型 水素燃料多目的船」の設計・建造を担当します。エンジンは2027年1月に出荷され、実証船は2028年度から3年間、商船三井グループの運航で実船実証に入る計画です。
海運の究極のゼロエミッション燃料とされる水素の大型商船実用化プロジェクトで、建造を担う中核造船所として尾道造船が名を連ねている意義は非常に大きいと言えます。

🔥 続報:水素エンジン初号機のお披露目、船名は「水翔」に内定(2026年9月)

2026年9月7日、J-ENGは兵庫県明石市で純国産水素燃料エンジン初号機のお披露目会を開きました。大型の舶用低速2ストロークエンジンとして水素焚きは世界初です。工場運転では水素混焼率95%以上、従来の重油燃料エンジンに比べてGHG排出量95%以上の削減を達成しています(日本海事新聞 9月9日付)。

来賓あいさつに立った商船三井の平田浩一専務執行役員は、搭載船の船名として「水翔(すいしょう)」が内定していることを紹介しました。プロジェクト名は商船三井の発案で「Blue Harmony」。尾道造船が設計・建造する1万7500重量トン型多目的船が、この「水翔」になる予定です。エンジンの出荷は2027年1月の予定です。

🛡️ 米防衛スタートアップ「ブルワーク」と協業——無人揚陸艇の製造へ(2026年9月)

もう一つの大ニュースが防衛分野への進出です。尾道造船は、量産型の無人揚陸艇を開発する米国の防衛スタートアップブルワーク・ダイナミクス(Bulwark Dynamics)に出資しました(日本海事新聞 9月9日付1面)。

ブルワークは9月10日、創業期の資金調達(シードラウンドの初回クローズ)で680万ドル(約10億5,000万円)を確保したと発表。同時に、出資者の1社である尾道造船と戦略的協業に関する基本合意書を締結したことも明らかにしました。日本での製造に向けて、尾道造船所(広島県尾道市)の活用や、無人艇の量産に特化した新たな生産拠点の整備を両社で協議します(同 9月11日付)。

相手先 ブルワーク・ダイナミクス(米国・2025年創業の軍民両用スタートアップ)
主力製品 無人揚陸艇「Caravel」シリーズと運用ソフトウエア
特徴 港・クレーン・岸壁のない浜辺に直接乗り上げて荷降ろしが可能。1人で複数隻を運用、GPS妨害下での自律航行も想定
開発状況 2026年2月に全長15フィート(約5m)の試作機で、無人航行・上陸・荷降ろし・離岸を人の介入なしで実証(同社発表)。20フィートコンテナを積める全長35フィート型も開発中
用途 安全保障・防衛のほか、災害支援・離島物流・エネルギー分野

国内の艦艇は総合重工が中心ですが、新来島どっくが防衛省向け油槽船、内海造船が輸送艦を手がけるなど、専業造船が防衛需要に取り組む動きが広がっています(日本海事新聞 9月9日付)。無人艇の量産は日本の造船業にとって新しい分野で、尾道造船が商船に加えて防衛関連の需要も取り込む布石になりそうです(見立て)。国の造船政策の全体像は日本造船 補助金マップで解説しています。

🔴 広島カープのスポンサーに!CMが初お披露目(2026年3月)

2026年3月28日には、広島東洋カープのスポンサードゲームにて尾道造船のCMが初公開されました。
地元広島を代表するプロ野球チームとのタッグは、企業ブランドの認知度向上とともに、地域への愛着と貢献を示す嬉しいニュースだと思いました。造船所も地域も、カープも盛り上がることを期待しましょう!

🚢 着実な建造・引渡の継続

2026年3月25日には第841番船となる40,000MT型バルカーをLEPTA SHIPPING社へ引き渡しました。通し番号が841番というのは、80年以上にわたって船を造り続けてきた実績の証。一隻一隻に込められたONOZOの技術と誇りが伝わってきます。

〜夢が広がる!はこぶねとCore Powerの挑戦〜

はこぶね株式会社——次世代インフラの創造

中部社長が代表を兼務する「はこぶね株式会社」は、三井E&S造船・千葉工場の跡地を活用するために大成建設・三菱商事・琉球海運などが出資して2019年に設立された注目企業です。

手がける事業はワクワクするものばかり。水素ステーションの整備、東日本の新たな物流ハブ構築、ゼロエミッション船による次世代輸送、さらにはデータセンターの建設まで——まさに低炭素社会のインフラを丸ごと創り上げようとしています。尾道造船の技術と知見がここにも活きることは間違いなく、両社の動向から目が離せません。
ですが、ここ数年はいい話が聞こえてきませんね・・・・
なにか具体的な動きがあるといいのですがHPも更新がなく非常に残念。
唯一の変化といえば同敷地内のクレーンが撤去されていたことくらいでしょうか・・・

Core Power——浮体式原子力発電という壮大な夢

今治造船や尾道造船など日本の有力企業が出資する「Core Power」は、メルトダウンしにくいとされる次世代原子炉を搭載した浮体式原子力発電所の開発に取り組んでいます。
カーボンニュートラルへの道筋として原子力への期待が再び高まる中、この分野でのプレゼンスを持つ尾道造船の将来性には期待しかありません!

〜業績推移〜(着実な黒字定着)

尾道造船は非上場のため詳細な損益は限られますが、官報決算公告で確認できる当期純利益は次のように推移しています。

第82期
(2023年3月期)
第83期
(2024年3月期)
第84期
(2025年3月期)
当期純利益 16億8,600万円 50億8,400万円 53億3,500万円
出典:官報決算公告(官報決算データベース)。売上高は2024年度実績で527億8,900万円(公式公表値)。

コロナ禍の落ち込みを経て、2024年3月期以降は50億円超の純利益が定着。船価上昇・円安と、新燃料船シフトによる高付加価値化が利益を押し上げています。

〜まとめ〜

2026年の尾道造船は、創業80年超の実績と信頼を礎に、世界初の大型商船向け水素燃料エンジンを搭載する実証船の建造を担うなど歴史的なプロジェクトの中核を担っています。
ONOZOブランドの誇りを胸に、カーボンニュートラル・次世代物流・先端エネルギーと、複数のフロンティアで同時並行の挑戦を続けています。

広島の美しい瀬戸内海を望む造船所から、世界の海の未来を変える船が生まれていく——そんなワクワクする未来を、これからも一緒に応援していきましょう!

ごあんぜんに!

📚 あわせて読みたい

※本記事は公開情報(尾道造船公式・官報決算公告・J-ENGプレスリリース等)・日本海事新聞 2026年9月9日・11日付に基づき、2026年9月27日に更新しました。尾道造船は非上場のため、業績の確報値は2025年3月期(第84期)を掲載しています。

💼 ぞうせんおじさんの一言

造船・鉄鋼業界は技術力が高く、腰を据えて働ける企業が多い一方、業界研究や自分に合う社風の見極めが転職・就職成功のカギになります。新卒・若手なら就活クチコミと選考体験が豊富なワンキャリア、大学院生(修士・博士)・理系学生なら院生特化のスカウト・就職相談サービスアカリク、社会人の転職なら専門のキャリアアドバイザーに相談できるユメキャリ転職のようなサービスを併用すると、ミスマッチを避けやすくなります。気になる方は一度登録・相談してみるのも選択肢の一つです。


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