「日本一の造船会社はどこか?」と聞かれて答えられる人はどれほどいるでしょうか。かつては「日本の造船は世界一」と言われていましたが、今は中国韓国に大きく差をつけられての第三位・・・
そんな中で再び世界一を目指す日本造船業界の中心にいるのが今治造船株式会社です。
本記事では2026年の最新情報をもとに、今治造船の会社概要・業績・最新トピックスまで徹底的にまとめました。ぜひ最後までご覧ください!
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〜会社情報〜
まず基本的な会社概要を確認しましょう。
- 会社名:今治造船株式会社
- ふりがな:いまばりぞうせんかぶしきかいしゃ
- 代表者:檜垣 幸人(ひがき ゆきと)代表取締役社長
- 設立:昭和17年1月15日(1942年)
- 資本金:300億円
- URL:今治造船株式会社 -IMABARI SHIPBUILDING CO.,LTD-
- 本社:愛媛県今治市小浦町1丁目4番52号(今治工場)
主要拠点(国内14箇所)
- 丸亀事業本部(香川県丸亀市)敷地750,000㎡
- 西条工場(愛媛県西条市)敷地685,000㎡
- 広島工場(広島県三原市)敷地516,000㎡
- 本社・今治工場(愛媛県今治市)敷地145,000㎡
グループ・関係会社
- 岩城造船株式会社(愛媛)
- しまなみ造船株式会社(愛媛)
- あいえす造船株式会社(愛媛)
- 多度津造船株式会社(香川)
- 株式会社南日本造船(大分)
- 株式会社新笠戸ドック(山口)
- 株式会社スチールハブ(岡山)
- 日本シップヤード株式会社(東京)※JMUとの共同会社。アテネ事務所も設置。
〜会社の特徴〜
国内最大手・世界トップクラスのシェア
今治造船の国内シェアは約35%、世界シェアは約5〜6%と圧倒的な存在感を誇ります。
2025年2月にはグループ累計建造隻数3,000隻を達成し、改めて日本一の地位を証明しました。
また2026年1月には、NHKの人気番組「新プロジェクトX」に今治造船が出演。
造船大国・日本を支える技術と現場の姿が全国に紹介され、大きな反響を呼びました。
見慣れたドックや船台、クレーン等の設備をテレビで見ると嬉しくなりますね♪
あらゆる船種に対応するフルラインナップ
バルク船・タンカー・LNG船・コンテナ船・自動車運搬船・チップ運搬船・カーフェリーなど、小型から超大型まで幅広い船種を建造できる体制を持ちます。まさに「船のデパート」です。
直近の竣工実績を見ても、2026年だけで以下のような多様な船が竣工しています。
- 2026年3月:13,900個積みコンテナ船「ONE SIMPLICITY」
- 2026年3月:LNG燃料自動車運搬専用船「LAZULITE ACE」
- 2026年2月:52,000載貨重量トン型プロダクトタンカー「UM MINAMI」
- 2026年1月:LNG燃料自動車運搬専用船「UNDINE HIGHWAY」
LNG燃料船の竣工が相次いでいることからも、環境対応型船舶の建造が本格化していることがわかります。
グループ経営・多角化戦略
造船事業を核としながら、海運・資材調達・ホテル経営・エネルギー事業など多角的な展開を続けています。2026年4月には愛媛県西条市でオンサイト蓄電池事業の運用を開始し、再生可能エネルギーの自家利用にも踏み出しました。
〜最新のトピックス〜
JMU株式の一部譲渡とNSYの役割強化
2025年6月、今治造船はジャパンマリンユナイテッド(JMU)の株式一部譲渡に合意し、同年12月に取引を実行しました。
JMUとの資本業務提携を通じて設立した日本シップヤード株式会社(NSY)を軸に、共同設計・共同受注の体制をさらに強化しています。
オールジャパン体制で中韓の大手造船グループに対抗する戦略が着実に進んでいます。
次世代燃料船・液化水素・液化CO₂運搬船への挑戦
今治造船の技術開発は、LNG・メタノール・アンモニア燃料船にとどまらず、さらに先を見据えた取り組みへと進化しています。
- 2025年6月:液化水素運搬船の建造体制構築に向けた共同検討を開始
- 2025年12月:MILES(三菱造船との連携)を活用した液化CO₂輸送船・新燃料船の標準設計スキームに関する覚書を締結
- 2025年1月:ゼロエミッション船等建造促進事業に採択
カーボンニュートラル社会に向け、造船会社としてできる最大限の貢献を果たそうとする姿勢が伝わります。
日立造船マリンエンジンの株式譲渡
2026年2月に合意し同年4月1日に実行。
舶用エンジン分野のグループ再編が進んでいます。
エンジン内製力の見直しにより、コスト競争力と調達安定性の向上が期待されます。
最終的には鋼材以外はすべてG内で完結させてしまいそうですね笑
地域・社会貢献活動
2025年5月には国際海事展示会「バリシップ2025」が今治市で開催され、国内外380社以上が出展・約18,700名が来場しました。
今治造船はその中心的な役割を担い、地域経済への貢献も計り知れません。
人が多すぎて、各ブースをゆっくり楽しむ余裕がないのが辛いんですよね・・・・
ブースでもらえる小物が意外と使えるものが多くて、それも楽しみのひとつになってます(^q^)
また2026年3月には地域の子どもたちを対象にVR体験イベントを実施し、クレーン操縦シミュレーターに挑戦する機会を提供するなど、次世代への造船業の魅力発信にも積極的です。
〜業績〜
売上 営業利益 当期純利益
2023年3月期 3,764 152 61.9
2024年3月期 4,431 155 124
2025年3月期 4,646 430 300
(単位:億円)
2024年3月期の売上高は4,431億円と前年度比約20%増。
円安・世界的な造船需要の拡大を追い風に増収増益を達成しました。受注・竣工ともに高水準が続いており、今後の業績も期待されます。
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〜今後の展望〜
- 日本シップヤード(NSY)を通じたJMUとの連携深化で、オールジャパン体制での競争力強化を継続
- LNG・メタノール・アンモニア・液化水素・液化CO₂など次世代燃料対応船の開発・建造を加速
- 再生可能エネルギー活用(蓄電池事業)など、造船所自体のGX推進
- DX推進・賃上げ・業績連動賞与による人材確保と生産性向上
- 世界市場での受注競争力強化のため、設備投資・スマートファクトリー化を継続
まとめ
今治造船は2026年においても、国内シェア約35%・グループ累計3,000隻建造という圧倒的な実績を持つ日本造船業のリーダーです。JMUとの連携強化・次世代燃料船の開発・再エネ事業への参入など、変化の激しい時代に対応した経営戦略を着実に推進しています。
中韓造船企業との競争が激化する中、オールジャパンで力を合わせ「造船大国ニッポン」を守る今治造船の挑戦を、これからも応援していきましょう!
ごあんぜんに!

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