近年盛り上がりを見せている造船企業!
業績は好調でボーナスもかなり出ていると噂されますが、そもそもの給与や待遇はどうなってるの?
そう思い、わたしが関わりの多かった造船企業の条件をチェックしてみました。
造船所で働いてみたい若者は参考にしてみてください。
〜 各社条件ざっくり比較 〜
以下の表に、今治造船・新来島どっく・常石造船の新卒入社時の給与や休日日数等を比較してみました。
各社の最新情報はHPで確認してみてください。(25年03月時点)
項目 | 今治造船 | 新来島どっく | 常石造船 |
---|---|---|---|
初任給(大卒) | 237,366円/月 | 231,000円/月 | 235,000円/月 |
初任給(高専卒) | 223,250円/月 | 220,000円/月 | 同上 |
年間休日数 | 122日 | 120日 | 124日 |
有給休暇 | 初年度10日 2年度18日 3年度20日 4年度以降22日 | 入社時10日 3ヶ月後10日 1年後22日 | 入社時10日付与 |
勤務時間 | 8:00~17:00 | 8:00~17:00 | 8:00~17:00 |
賞与 | 年3回(7・12月+期末決算賞与) | 年3回(7・12月+業績連動期末一時金) | 年2回(7月、12月) |
昇給 | 年1回(4月) | 年1回(4月) | 年1回(2月) |
リクルートページ | https://www.imazo.co.jp/rec/ | https://www.skdy.co.jp/recruit/ | https://www.tsuneishi.co.jp/recruit/ |
注意事項:
- 給与額は最新の公開情報に基づいていますが、変更される可能性があります。
- 年間休日は操業状況や部署によりますので、あくまで目安程度に見ておくのが良いです。
- 福利厚生は各社HPでご確認ください。
- 賞与の支給回数や金額は業績によって大きく変動する可能性があります。
※ここ数年はかなり良いようです。
〜 各社のPRポイント抜粋 〜
今治造船
- 日本全体の造船建造量の37.4%を占める国内トップの造船会社
- 長期的視点に立った経営が可能で、設備投資や従業員の待遇改善に注力
- 「メイド・イン・ジャパン」へのこだわりが強く、高品質な船舶を提供
- 環境に配慮した新燃料対応の船型開発に注力
新来島どっく
- 自動車運搬船(PCC)とケミカル船の建造で高い技術力と実績を持つ
- 国内中手造船所トップの特許出願数(440件超)を誇る革新的な企業
- AIの活用や省人化(ロボット化)に積極的に取り組む先進的な姿勢
- 継続的な設備投資による生産性向上と会社規模拡大が期待できる
常石造船
- 日本、フィリピン、中国の世界3拠点で新造船の建造体制を構築
- 環境負荷の低減を推進する次世代船舶の開発に注力
- グローバルな企業でありながら、地域との強い繋がりを持つ
- グループ内の異動や出向の機会があり、幅広い経験が積める
各社のPRポイントを抜粋してみました。
これらの各社特徴を踏まえ、自身のキャリアプランや価値観に合った企業を選択することが大切になります。しかし、HPから読み取ることができる情報はほんの一部に過ぎません。実際の魅力や会社の雰囲気は実際にその企業を訪れてみないと分かりません。
ぜひ時間を使って各社を訪問してみてはいかがでしょうか?
いきなり就活で訪問するのは気が引けてしまう人は推進式や各種イベントで行ってみるのもオススメです。東京ビックサイトや幕張メッセで開催される各種イベントにも展示ブースを設けていることもありますので、その辺りは要チェックです。
2025年は2年に一度のバリシップが開催されます。ここで各社を訪れるのは各社への印象を残す意味でも大きいかもしれません。
造船関係者にあってみたい。。。けどどうすれば・・・・
みたいな感じで困っている人がいたら連絡いただければお手伝いすることも可能かと思います。
どこに縁ががあるか分かりませんので、勇気を出して一歩踏み出してみてください(^^)
各社とも造船業界をリードする企業であり、技術力や革新性、グローバル展開など、それぞれに魅力的なポイントを持っています。
自身の就職活動の軸をどこに置くのか?
軸と考えると難しいかもしれませんので、何を大切にしたいのか?価値観を今一度考えてみましょう。
「とにかくグローバルに!」「転勤はしたくない」「都会で働きたい」などなど。
わたしは家族もいますので「転勤したくない(転勤のない企業)」というのを軸にしていました。(転職活動ですが)
現代っ子と言われればそうかも知れませんが、時代は変化しています。
「亭主元気で留守が良い」という言葉が昔ほど当てはまらなくなって来ていますから笑
中の人たちと関わることが多いおじさんの意見
わたしは現在の仕事で造船企業と関わることが多いです。
正直に言いますと、上記で挙げた会社はどこで働いてもハズレということはありません。
当然、製造業がゆえの大変さや難しさはあります。
しかし、どの会社も人を大切にすることに注力し、給与に始まり福利厚生や働く環境の改善を積極的に行っています。
わたし個人的には一番地元らしさというか愛媛らしさというか今治らしさというか、そういう柔らかい雰囲気の新来島どっくGが好きですね。
ほかがダメという意味ではないですよ!
今治造船が日本一の造船企業であることは誰しもが認めるところであり、JMUとの連携も含め今後の日本の造船を牽引していくことは間違いありません。
中の人たちも自分たちが日本の造船を盛り上げていくという責任感とプライドを持って仕事をしていますので、とにかく視座が高いです。常に先を見据え、世界を相手に勝っていくにはどうすべきかを考えています。
非常にチャレンジングであり、働きがいのある企業だと思います。
常石造船には海外工場という他社にはない最大の魅力があります。
今はフィリピンと中国にありますが、東ティモールにも工場を建設予定です。
現地工場での経験は国内では絶対に得ることができず、その経験ができれば長い社会人人生においては確実に大きな武器となることでしょう。
ちなみに、中の人達が非常にフレンドリーであり、一緒に仕事する中でも特に楽しませてくれるのは常石造船ですね笑
〜 ま と め 〜
ぜひとも就活生には造船会社を選択肢の一つとして考えてほしい♪
最後に造船業界の魅力や特徴を改めてまとめます。
造船業界の魅力
技術力と革新性
- 多様な技術の習得: 造船業界では、設計から建造、修繕まで多様な技術を学ぶことができます。
最新の技術や材料を活用した船舶開発に携わることで技術力がどんどん向上していきます! - 革新的なプロジェクト: 環境に配慮した新燃料対応の船舶や、AIを活用した効率的な生産システムの開発など、革新的なプロジェクトに参加する機会が今後はますます増えていきます。
安定性と将来性
- 安定した雇用と給与: 造船業は国内外で需要が続く分野であり、今後も安定した雇用や給与が期待できそうです。少なくとも2030年くらいまでは超絶忙しいかと思いますが、見返りも大きいです。
- グローバル展開: 国際的な市場で活躍する企業が多く、海外でのキャリアアップや異動の機会も多く訪れることでしょう。
福利厚生と生活環境
- 充実した福利厚生: 多くの造船会社が社宅や寮を完備しており、生活費を抑えつつ快適な生活が可能です。また、健康保険や厚生年金などの社会保険も完備されています。
- 地域密着型企業: 地域社会に根ざした企業が多く、地域とのつながりを大切にする文化があります。各社で独自のイベントを開催するなど、地域住民との関係を大切する姿勢は随所に見られます。
働きやすさとワークライフバランス
- 週休2日制: 多くの企業が完全週休2日制を採用しており、プライベート時間を充実させることができます。
操業状況にもよりますが昔のような24時間365日働けますか?リ◯イ〜ン♪みたいなことはありません。 - 有給休暇: 有給休暇も充実しており、リフレッシュや家族との時間を大切にできる環境が整っています。
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