【愛媛県が生んだ日本一の造船会社】今治造船株式会社にスポットを当ててみた

会社紹介

日本一の造船会社はどこか?」と聞かれて答えられる人はどれほどいるのでしょうか。
かつては「日本の造船は世界一」と言われていましたが、意外と知られていない造船業界。
私も仕事で造船業界に関わるまでは全く知りませんでした。
そこで、このブログ記念すべき1本目として「日本一の造船会社である今治造船」についてまとめてみました。
この記事を読めば、日本一の造船会社である今治造船の概要を知ることができます。
今後も日本の素晴らしい造船企業をまとめ他記事を書きつつ、造船業界のトピックスや造船会社への就職について、造船企業が多く存在する西日本(特に四国)についても触れていきます。
ご要望があれば可能な限り応えますので、ご連絡ください。

ではどうぞ!

・会  社  名:今治造船株式会社
・ふりがな:いまばりぞうせんかぶしきかいしゃ
・代  表  者:檜垣 幸人(ひがき ゆきと)代表取締役社長
・U R L:今治造船株式会社 -IMABARI SHIPBUILDING CO.,LTD- (imazo.co.jp)
・本  社:愛媛県今治市小浦町1-4-52(今治工場)
・他  拠  点:香川県丸亀市昭和町30(丸亀事業本部)
      香川県丸亀市蓬莱町12-1(丸亀事業本部蓬莱事業部)
      香川県仲多度郡多度津町西港町1-1(丸亀事業本部西多度津事業部)
      愛媛県西条市ひうち7-6(西条工場)
      愛媛県西条市ひうち東ひうち29(西条工場東ひうち事業部)
      広島県三原市幸崎能地2-1-1(広島工場)
・関係会社:岩城造船株式会社(愛媛)
      しまなみ造船株式会社(愛媛)
      あいえす造船株式会社(愛媛)
      多度津造船株式会社(香川)
      株式会社南日本造船(大分)
      株式会社新笠戸ドック(山口)
      株式会社スチールハブ(岡山)
      日本シップヤード株式会社(東京)
・そ  の  他:檜垣産業株式会社(愛媛)
       正栄汽船株式会社(愛媛)
       株式会社今治国際ホテル(愛媛)
       株式会社オーシャンヨット(愛媛)
       興洋商船株式会社(愛媛)
       日本プスネス株式会社(山口)
       日立造船マリンエンジン株式会社(熊本)
       りんかい日産建設株式会社(東京)

その他は今治造船HPの国内拠点に記載がありませんが、
資本関係がある(または檜垣一族が経営している?)企業です。
上記以外にも様々な企業に出資を行っていると思いますが、拾いきれません(´Д`)

新造船の国内建造量シェアNo.1!
大手重工メーカの建造量を凌ぐ国内最大手の造船企業です。
2022年度実績では国内建造量の約37%強!
世界市場でも約6.5%のシェアを有し、国内外造船関係者でその名を知らぬ者はいない。
「今治造船」略して「今造(いまぞう・IMAZO)」
ぜひ覚えて帰って下さい。
そもそも「今治」を「いまばり」って読めましたか?
愛媛県ってどこにあるのかご存じでしょうか?
この辺は別途ご紹介させてください♪

事業内容

バルクやタンカー、液化ガス運搬船(LNG)やコンテナ船等の多種多様な船種を扱い、
各拠点の特徴を活かして小型船から超大型船まで幅広く対応しています。
造船のみならず、海運、資材調達、船舶貸渡、ホテル経営を行い幅広い事業展開で地域にも多大な貢献を果たしています。

特色と直近の動向

「日本最大の海事都市」と呼ばれる愛媛県今治市に本社を構え、
その他多くのグループ企業を傘下に今治造船グループでの建造数は年間100隻とも言われます。
2,500隻超を誇る累計建造実績は他社の追随を許さない圧倒的なものとなっています。
4割近い国内シェアという数字が表す通り「国内最大手」の地位を確固たるものとし、磐石な経営基盤を築いていると言えます。
直近の動向トピックスは
ジャパンマリンユナイテッド㈱(JMU)との資本業務提携&合弁会社設立
国内建造量第2位のJMUとタッグを組み、日本シップヤード(NSY)を立上げることで得た設計力&営業力はもはや脅威!
そもそも大手重工系に位置するJMUがオーナー系企業の今治造船と手を組むことに驚きました。
しかも、出資比率は今治造船が51%でJMUが49%であり、現社長は檜垣清志さん。
ということは、ほぼ今造と言っても過言ではない。(憶測ですが・・・ww)
遠くない未来、日本の造船会社の殆どが今造Gに入ってしまうのではないか?!
とか思ってしまうほどの衝撃でした。
そんなNSYを中心にした営業活動により受注隻数を増やし、2027年度までの線表(操業予定)は埋まっているようです。
人材不足や資器材高騰、為替動向といった様々な懸念材料もあり、以降の線表は余程の好採算案件に限り受注していくと聞きました。
船の寿命は10数年と言われ、数年後には前回の造船ブーム(2010年頃)に建造された船が代替期に入る可能性が高く、世界的に新造船需要が高まると言われています。
待遇や労働環境の改善、省人化や自動化を目的とした設備投資による人材不足への取組が重要であることは重々理解していると思われますので、何らかの対策は打ってくることでしょう。
今後も日本一の造船企業である今治造船の活躍から目が離せません!!

2021年3月期2022年3月期2023年3月期
売  上  高371,290365,280376,439
営 業 利 益5,57913,03715,206
当期純利益13,2508,5266,195
                                  (単位:百万)

ごあんぜんに!

以上

コメント

タイトルとURLをコピーしました