【常石G傘下 国内最大級の修繕ドックを有する会社】由良ドック株式会社にスポットを当ててみた

会社紹介

1973年に三井造船の由良工場として操業を開始し、1988年からは修繕専業工場に。

2022年に常石造船が三井E&S造船の筆頭株主(66%)になったことで、由良ドックは常石造船の連結子会社となりました。日本一の修繕規模を誇る常石Gに入ることで更なる競争力をGet!
瀬戸内海や大阪湾にアクセスしやすく、大型船でも入渠可能な水深を有する理想的な立地環境。
しかも、パンダで有名なアドベンチャーワールドに近いという私個人的にはこれ以上ない最高の職場環境となっています。

そんな羨ましい・・・・もとい、素晴らしい環境で操業する由良ドックについてまとめてみました。

・会  社  名:由良ドック株式会社
・ふりがな:ゆらどっくかぶしきかいしゃ
・代  表  者:神原 三千夫(かんばら みちお) 代表取締役社長
・U R L:由良ドック株式会社 – (yuradock.co.jp)
・所  在  地:和歌山県日高郡由良町綱代193-13
・親  会  社:常石造船株式会社

のどかな和歌山の地で大型船舶等の修繕を主な生業とし、鉄鋼構造物の製作も行っています。

数ある修繕専業企業の中でも最大級のドライドック(405m×65m)を有し、大型のバルクやLNG船にも難なく対応できる設備を整えています。

常石造船Gには常石造船(本社)の修繕部門、新潟造船および三保造船所の修繕部門、神田ドックがあり、日本一の修繕業規模を誇ります。その傘下になったことでより強固な修繕ネットワークが構築され、今まで以上にフレキシブルかつスピーディーなサポート体制で顧客対応に注力しています。

近年は三井E&S造船の業績不振もあり設備投資等は控えられていたようですが、今後は船の修繕需要が増加すると予想されているため、由良ドックも設備投資に動き始めるのではないかと読んでいます。
もともとは三井E&S造船系列であり現在は常石造船系列のため、資金調達等における与信的な問題は無いと思われます。信用に基づき集めた資金を有効活用し、より効率的な業務で常石Gの業績に貢献することが望まれていそうです。

また、採用ページの社宅紹介がとても素敵で印象的です。
会社から2kmの場所にある社宅の間取りはなんと3DKで家賃は8,720円/月(水道光熱費別)

私が家族(子あり)と住むアパートよりも広いのではないでしょうか・・・・

HP上の支出シミュレーションでは一般的な賃貸住みの場合と比べて支出が1/3程度になり、独身や新卒入社の方にはとても優しい福利厚生制度となっていそうです。
食事補助制度もあるようなので、社宅&食事補助を最大限活用した場合の相乗効果は計り知れなさそうで羨ましい・・・・(;゚Д゚)
浮いたお金で毎月のようにアドベンチャーワールドに行けそうです!
謎のアドベンチャーワールド推しですみません・・・・パンダが好きなんです(笑)

直近の動向

常石グループへ参入!

2022年10月に三井E&S造船が常石造船の傘下になったことで系列が三井造船から常石造船に変わりました。これは見た目以上に大きい効果があると想像できます。
従来は三井系という超大手企業の傘下ということもあり、何かと親会社にお伺いを立て、認可されたら決裁書に各関係者の押印のためのスタンプラリーが開催され・・・・という感じで事業にスピード感が出てこなかった(出せなかった)と思われます。
常石Gに入ったことで、このような大企業病ともいえる状況からは抜け出せたのではないでしょうか。

昨今のように流れの早い事業環境においては、新規取組みや設備投資に対してクイックレスポンスが重要になってきます。じっくり検討している間に流行が去ってしまいますから。

常石造船は日本初?のメタノールDFバルカーの竣工を予定するなど、日本のトップ造船企業です。
近年は本社やフィリピン工場の設備投資も積極的に行ってきました。
そのような良い流れに由良ドックも乗りましたので今後の由良ドックからは目が離せません!

資本金を1億円に減少

由良ドックは2024年8月に資本金を1億に減少させると発表しました。
※資本金減少前:2億 → 減少後:1億

資本金を1億にすることで得られる一般的なメリットはたくさんあります。
下記に一部抜粋します。
・軽減税率の適用
 年800万までの所得にかかる法人税率が23.2%→15%になる。
・少額減価償却資産の損金算入
 30万未満の固定資産を取得した際に、年300万までは全額を損金算入が可能
・中小企業経営強化法の適用
 条件を満たすことで税制優遇措置を受けることが可能になる
・交際費の全額損金算入
 交際費について年800万までは無条件に損金算入が可能
 (接待飲食費特例措置との選択適用)
・繰越欠損金の控除や還付
 直近10年内の欠損(一部)を所得金額から控除したり、支払済法人税から還付を受けることが可能。
・外形標準課税が対象外   ・・・etc

おそらくもっとあるかと思いますが、そのような専門家ではありませんので内容の正確性についてはご勘弁を(´-ω-`)

デメリットは信用度の低下くらいでしょうか?
だとすれば常石傘下という信用がありますので、減資によるデメリットは無いと考えても良いかもしれません。
減資によるメリットを最大限活用し、より安定的な業績を確保していくものと思われます。

2022年3月期2023年3月期2024年3月期
売  上  高NANA約4,000
営 業 利 益NANANA
当期純利益NANANA
                                                           (単位:百万)

マイナビサイトから直近の売上高が約40億であることは分かりましたが、その他詳細は分かりませんでした。とはいえ、修繕業は利益率が高く需要も増加傾向のようなので、そこまで悪い数字ではないと思われます。営業利益で8~10億、経常利益で5~7億といった所でしょうか。
完全に個人的な予想ですが(笑)

少なくとも赤字ではないと思いますので、何か情報がつかめたら更新します。

兎にも角にも、常石傘下になり成長がより加速していく由良ドックから目を離さぬよう!
ごあんぜんに。

                                 以上

コメント

タイトルとURLをコピーしました